こん〇〇は、あざらしです
気が付いたら新年もしっかりと明けてしまいました
自分の記憶も薄れつつあるので早く終わらせたいところですがなかなか時間がなく…(言い訳)
8月18日から23日にかけてのアジア3か国旅行について振り返る旅行記第8編です
今回は旅行4日目の午後、マレーシアへの入国編です
前回記事はこちらから
8月21日 (月) いざマレーシアへ
主な乗り物:Shuttle Tebrau 86 Woodlands CIQ (17:35) → JB Sentral
MRTでシンガポール島を北上
クラークキーのホテルを辞し、North East Lineでクラークキー駅からドビーゴート駅へ、North South Lineでオーチャード駅へと乗り継ぐ
オーチャード駅の改札前を出ると駅直結デパートがあり、少し前に昼飯を食べたにもかかわらずデパ地下グルメを楽しむことができた
おやつタイムの後は更にThomson-East Coast Lineに乗り継ぎ終点のウッドランズノース駅まで
終点のウッドランズノース駅は近くに共和理工学院というポリテク*1があり、折り返しの便には多くの学生が乗車していった
駅を出ると新設地下鉄感があふれる*2こぎれいなバス停と作りかけロータリーなどがお出迎え
また、マレーシア・ジョホールバルとの国際列車Shuttle Tebrau置き換えのための高速輸送システム (RTS) のシンガポール側駅がここにできる*3ことになっており、工事がたけなわだ
ここから現時点でのマレーシアへの出入国地点であるWoodlands CIQ駅までバスで向かう
Googleのバスマップが改訂しきれていなかった?ようで、本当は駅のバス停までバスが来ているらしいがそれに気づかず大通りまで歩いてしまった
ジョホール海峡を渡りいざマレーシアへ
シンガポールとマレーシアとの間にはジョホール海峡が通っているが、道路・鉄道共用の堤道と道路橋*4がそれぞれ1本ずつ両国を結んでいる
Johor-Singapore Causewayと呼ばれる堤を通るマレー鉄道は、かつてはシンガポールの中心部とマレーシアの首都クアラルンプールとを結んでいたが、2011年にシンガポール島内区間が廃止されてWoodlands CIQ駅が終点に、さらに2015年にはジョホールバルで系統分離が行われるようになり、今では堤の両側であるWoodlands CIQ駅とJB Sentral駅の間約2kmをShuttle Tebrauと呼ばれるシャトル列車が行き来するだけとなってしまった
RTSの開業と引き換えに廃止となることがほぼ決まっているこの客車列車に旅の記念に乗ってみたく (ついでに宿泊費を削りたく) 、いそいそとやってきた
Shuttle Tebrau乗車に関するいろいろ
- 5分のシャトル列車ながら着席定員制 (かつての湘南ライナー的な)
- 他のマレーシア内都市間鉄道同様に満席になった場合は乗車不可
- マレー鉄道の公式サイトより1か月前から事前予約可能
- かつてはマレーシア国内のクレカが必要だったようだが2023年時点では日本のクレカで問題なく買えた
- 朝夕の通勤時間帯は早々に売り切れることも
- 運賃は片道5 MYR (約160円) もしくは5 SGD相当 (17.7 MYR≒550円)
- 国際列車なので出入国審査と税関手続きがある
生憎Woodlands CIQ駅は全面的に撮影が禁止されているので*5説明が難しいのだが、シンガポール側からの乗車までの流れを簡単にまとめる
- まずはロータリーから階段・エスカレータで1フロア分上がって線路とホームを跨ぐ通路 (なぜか横浜線の駅にありそうな雰囲気を感じた) で改札開始を待つ
- 約30分前に改札が始まると外国人の場合はパスポートの提示が求められ*6、係員の携帯端末で読み取られる (ちらっと見えた感じ名前と列車時間が照合されていた?)
- 階段を下りて通路をしばらく進み、シンガポールの出国審査を受ける (空港と同じようにほぼ自動化されている)
- 次の部屋に進みマレーシアの入国審査を受け (こっちは係員の人にどれだけ滞在するかなど聞かれる) 、問題がなければマレーシア入国スタンプをもらう*7
- 次の部屋で税関審査 (荷物だけで日本の国内線の手荷物検査くらいの雰囲気)
- ホームに出て列車に乗り込む
4. でガバガバ英語を露呈させてしまいマレーシア入管のお兄さんを困らせた気もするが無事に列車に乗ることができた
ディーゼル機関車でサンドイッチされた客車列車はほぼ定刻に出発し、すぐに堤の上へと出る
平日とはいえ昼間なので車内にはさながらシンガポールでの買い物帰りといった家族連れがのんびりと過ごしていて、まるで世界の車窓からのワンシーンのようだ
ちなみに番組1回分くらいで列車はもうマレーシア側に入り、時刻表通り5分で到着となった
こんにちはジョホールバル
1面1線と極限まで簡素化されたWoodlands CIQ駅とは異なり、ジョホールバル側のJB Sentral駅は他路線も乗り入れる*8ターミナル駅だ
マレーシア入国手続きはすでに済ましているためこの駅で特に列に並んだりすることはないが、この列車はそのまま折り返しシンガポール行きになるため、降車客は早めにホームから出るように促される*9
コンコース階へ上がると、住宅やマンションを広告する模型やお姉さんであふれている
RTS開業でシンガポール勤務・ジョホールバル在住がこれまでよりずっと楽になると予想されているだけあって不動産バブル状態のようだ
コンコースにいくつかある両替店でシンガポールドルをいくらかマレーシアリンギットへと両替し、今日のホテルへと向かう
イオンのようなショッピングモール*10を抜け、大通りを少し進む*11とホテルは見えてきた
このZ HOTELは昨日のホテルとほぼ同額の約8000円ながら、キングサイズのベッドにトイレ*12・シャワーブースもついてくる超豪華仕様だ
(大型テレビをつけたら前の利用者家族のアカウントでネットフリックス入ったままだったり、天井についていたシーリングファンは回したら偏心しててなんか落ちてきそうで怖かったりとガバもちらほら)
まだ夕暮れまで時間があるので荷物を軽くしてジョホールバルの街中を散策することにした
マレーシアの雰囲気を味わいに徘徊
ジョホールバルといえばジョホールバルの歓喜がよぎるがあいにくスタジアムは徒歩で行ける場所ではないらしい
また、屋台が多く出るような場所は駅の反対側をしばらく進んだところでバスに乗らないと厳しい…ということで周辺をぶらつくことに*13
ジョホールバルはかつて日本軍がシンガポール攻略を前に駐留していたことでも知られており、その当時山下奉文中将が駐屯していた建物は州の政庁舎を経て今も現存している (Jabatan Diraja Johor)
ゴミ一つ落ちていないシンガポールから来てすぐということもあり、徘徊している際は街中に落ちているゴミがついつい気になったが、振り返ってみれば韓国や日本の商業地域と同じくらいなので際立って汚いわけでもなかった
駅前のショッピングモール (City Square) に戻りバラマキ用のお菓子を買い、地階に入っていたマレーシア版イタトマのようなカフェレストラン (Secret Recipe) で夕ご飯にする
一人旅で夜遅くまで出歩くのはあまり得策ではないと判断し、夕食後はそそくさとホテルに戻った
その後はごろごろとこの旅最後のベッドを満喫したのであった
この日の歩数:34648歩
次回は旅行最終日、シンガポールへと舞い戻ります
*3:今のところ2026年末予定らしい
*4:前日に訪れたビール工場近くにある
*5:ガッツリ撮ってる記事も見かけたけど異国一人旅で捕まりたくはないので
*6:購入時にパスポート番号を入力する必要がある
*7:シンガポールはオンライン&自動化だし韓国はシール貼付式なのでこの旅初めてのスタンプ
*8:といっても全部で数往復だが…
*9:すでに出国させたシンガポール行きの旅客と輻輳させたくないのはよくわかる
*11:ちょっと西成のような雑然とした雰囲気はあった
*12:強力なシャワー付き
*13:本当はGrabなどの配車アプリをタクシーがわりに使うのがいいのだろうがほぼ弾丸一人旅で面倒だったので最後まで使わなかった